今日は、前回お話ししたように、自分の事故車内の私物を取りに、towing会社に行きました。
場所は自宅から車で10分程度の距離。
towing会社に到着し、荷物を取りに来たことを伝えると「裏手に廻れ」という指示。
車を運転して、指示通りに行くと・・・・
こんな感じの囲い込みがありました。Police impound.Keep outとあります。確かに死亡事故などの場合、重要な証拠ですから、保全する意味で大事ですよね。
このゲートの前でしばらく待っていると、Securityらしき男が近付いてきてゲートを開けてくれました。
中に入り、14番という番号が割り振られた私の車を探すと・・・・・
ありました、私の見るも無惨な姿になったアナカパ・ベントレー号(車種はトヨタ ターセルです、念のため)。こうやって明るい所で見ると改めて結構派手に行ってるなぁと言う感じです。
ただリアの窓ガラスは割れなかったんですね・・・。
車の中の荷物をレンタルカーVersa号に運び出しました。トランクはさすがに開きませんでした。後部座席のドアも開かなかったんですが、屈強なセキュリティが開けてくれました。
彼としばし立ち話。保険会社は車の価値の50%以上修理費がかかると分かると、廃車を勧めるそうです。知らなかったのですが、飛び出したエアバッグを元に戻すのに両側で約40万!程度かかるそうです。
と言うことはエアバッグ戻す時点で、アウトですね。名前はアナカパ・ベントレー号ですが、この車の市場価値が80万円以上あるとはとても思えません。
そう彼に聞くと、「早めに次の車を探し始めた方が良いゼヨ」、とのことでした。
昨日のレンタカー屋の兄ちゃんも同じ事言ってたなぁ。
アメリカでの思い出が色々と詰まったベントレー号ともしかしたらこれが最後の別れになるかもしれぬ、と思うとやや感傷的になりました。
「この車を、保険会社であるState farmにreleaseする事を頼むことを忘れずに!」と昨日の保険会社の黒人のおばちゃんに念を押されていたので、改めてもう一度保険会社の査定部に廻して貰うようにお願いし、towing会社を後にしました。
さて、次はPalo Alto警察へ行き、accident recordの請求です。自分に非がない事故なのに面倒だなと思い、保険会社で請求できないのか以前聞いたのですが、「私たちにはその権利がない」そうです。本当かどうかは知りませんが。
PaloAltoダウンタウンにほど近い警察署に行き、事故番号を伝えIDを提出ししばし待つこと数分。
いわゆる事故証明的な物が手渡されました。費用が10ドル。これもしっかり今度請求しようと思います。
collision reportと書いてあるレポートを読んで事故の詳細を改めて知りました。
・4、5台を巻き込んだ事故だと思っていたのだが、実際は私を真ん中にした計3台の事故だったこと。
・私が後ろからまずぶつけられ、その勢いで私が前の車に突っ込んだこと。
・前の車に衝突した衝撃でエアバッグが飛び出たこと。この衝撃でフロントガラスが大破していたこと
純粋に後ろから衝突されただけではエアバッグって飛び出ないですよね、何らかの前からの衝撃が加わらないと。とは言え事故の瞬間、私には後ろからぶつけられた衝撃とエアバッグに顔をぶちつけられたタイミングに全く差が感じられず、あの勢いで前に押し出されたのかと思うと、今思い出してもちょっとゾッとします。
私にぶつけた運転手の所には「He looked away, and didn't notice the traffic stopped ahead」とありました。完全なよそ見運転だったことが記載されていて、少なからず私に非がないことはレポート上も明らかなようで、少しホッとしました。
オフィスに戻り、このレポートを早速保険会社にFAXしました。
何人かに聞いても同じような答えが返ってくるので、明日からは早速次の車の検討に移りたいと思います。これには実は渡米前から考えていた事があります。詳しくは次回に。